驚異のスピーカーシステム Audio Machina The PURE System (その1)

ThePureSystem1



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 9月1日にその実物を見たとき、「何か変な形のスピーカーだな」という
第一印象でした。
 ステレオサウンド2007年秋季号に菅野沖彦氏の、自宅ヒアリングレポートが
掲載されました。
「この異形なスピーカーは、最初からまるで自宅のオーディオルームで
チューニングしたような楽音を奏でた」との感想を読んで、無性にその音を
聴いてみたくなりました。

 非常にコンパクトそれでいて、発する音は大型のスピーカーにひけを
とらないスケール感で鳴るっ??
そんなことって、ありえないよっ〜・・普通・・・・。

 外形寸法300(W)×300(D)×1000(H)、金属製台座の奥行き30cm、
高さが7.5cmであって、本体の奥行きは15cm、横幅30cm、高さ93cm弱。
私の好みにぴったりのコンパクトさ。

 価格は税込み4,410,000円、まったく私の好みではありません!
半額でもとぅ〜てい買えません。

 すべて無垢のアルミから削り出したボディーの重量は60kgで
ちと重すぎる。しかしながら台座も含めて3ピース構成。
上半分のメインであるメロディは20kg、下半分のウーハーである
シンフォニーは40kg(内、台座部分は10kg位か)、
ま、扱いやすくはなっているようです。

 アルミボディの厚さは5cmほどもあるとのこと。これじゃ内容積は
相当小さい!ということになります。
超々頑強なエンクロージャーで、叩いても共振は皆無です。

 再生周波数帯域は15Hz〜30kHz、こんなにコンパクトなのに20Hz以下、
こともあろうに15Hzまで出るのでしょうか。
特に17Hz以下を出すのは、通常、至難の業であると思います。

 確かオーディオマシーナは以前小型のThe Ultimate Monitorという
スピーカーを発売しており、ペアで290万円だったと記憶しています。

                           (続く)