驚異のスピーカーシステム Audio Machina The PURE System (その2)

 オーディオマシーナのザ・ピュアシステムの中身を観てみましょう。
◆まずメイン部分のMelody。

 構成はフォステクス社製ミッドレンジと同じくスーパーツィーター。
 ミッドレンジにはフォステクス製のハイパーボリック・パラボロイド・
ダイヤフラムを採用した16cmドライバーを使用(FW-168HPと同等品か?)。
これをフルレンジ駆動させているということです。
 スーパートゥイーターはアルニコマグネット使用で30KHzまでフラット
レスポンスを実現。これは20ミリ・リングダイアフラムを使用しています。
 大きなフェイズプラグを中央にショートホーンを構成しており、
これもアルミニウム製。ネットワークは7KHzで-6dB/octというスロープで
クロスされており、フルレンジ駆動の16cmドライバーと滑らかにスライド
しながら高域へつなげています。

 この簡素なネットワークこそ私の実家のメインシステムSS-66と同一であり、
故長岡鉄男氏が好んで設計・製作したものなのです。
複雑なネットワークを持った超高級スピーカーが決して出し得ない
「音ぬけの良さ」、これこそがThe PURE Systemの音質の中核を形成している
と考えられます。

 ここで一つ疑問が・・、Fostex製なのに何で最新の純マグネシューム振動板
を持つホーンツィーターを使わなかったのかということ。
これを使えば、高域をさらに伸ばすことができたと思われます。
(マグネットの部分が大きくなるため、箱の容積に関係するのかな?)

◆次にウーハー部分のSymphony。

 ピアレス社製ロングストローク26cmユニットを搭載。100Hz以下を出力。
これを1,000Wの内蔵ICEパワーアンプで駆動するアクティブ方式で密閉型です。
そのパワーからみて、Jeff RowlandのパワーアンプModel 501クラスと推測
されます。
 このへんに小容積でも15Hzまで出る秘密がありそうです。
ルームアコースティックの環境に合わせ、±3dBのレベル調整が可能に
なっています。

おそらくこの低域の馬力で楽音の土台を支え、Melodyの中域と高解像度の
スーパーツィーターが相まって比類なき充実した音質を達成していると
考えられます。
                           (続く)
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