奇跡のスピーカーケーブル ミラクルショットガン(Miracle cable) (その1)

 ミラクルSPケーブルのバージョンアップ版であるミラクルショットガン
が新たに発売されたので、その試聴結果を報告する。

 分かりやすくするため、前バージョンと比較しながら述べたい。
まず、物理的な比較から。

1.線径
  ・本体、前バージョン5〜6mmに対し、ショットガンは8mm
  ・Yラグ部分、前バージョン1.5mmに対し、ショットガンは4〜5mm
   (このYラグ部分の線径を比較すれば、一目で判別できる)
2.線材
  ・前バージョンの純銅に対し、ショットガンは銀
3.Yラグ
  ・厚みが倍になり、素材を純銅から銀に変更

 次に音質。
 はっきり言って、情報量、SN比及び低域の馬力がかなり向上しており、
この価格でこれを上回るSPケーブルを捜すのは難しいだろう。2.5mで100万円
を超えるハイエンドクラスでなければ互角の勝負ができないと思われる。

 前バージョンでも、PADのビーナスタスのクラスを超えていたが、ショット
ガンはドミナスやトランスペアレントのReference XLと同等かそれ以上だ。

 我が家のサブシステム(SONY)で聴いた感想は以下の通り(90時間程使用)。

 高域、中域、低域と全体にわたって音が厚くなり、情報量が増大している。
まるでアンプの出力が3倍増(300W→900W)した感じである。
それに加えて、細かい音が見えるようで、楽器の重なりやバックコーラスが
より明瞭に聴こえる。素晴らしい!!
 実在感(リアリティ)も増しており、今まで良いと思っていた音は
何だったの?という感じ・・・。

 SACDも素晴らしい。部屋全体を震わすように鳴って、すごい快感。
通常CDをiLINKで聴いても今まで以上に素晴らしいことから、ショットガン
だけでなく、YOKOZUNA電源ケーブルもかなり効いている思われる。

 サブシステムのSPに、メインシステムのSPの馬力を望むのはムリがあると
諦めていたが、それがほぼ解消した感じである。

 以上、バーンインまでには300Hほど必要とのこと。
オークションでの価格は77,000円、前バージョンから22,000円アップだが
音質の向上は価格以上である。
前回のブログで書いたYOKOZUNA電源ケーブルと組み合わせることで、
更に音質向上が見込めるので、予算に余裕のある方は電源ケーブルと共に
ぜひ試されたい。
 注意点として、これらケーブルの性能を十全に発揮させるには、
ある程度、質の高い機器(音の入口から出口まで)が要求されると思う。
そうでないと、前バージョンと今回のショットガンを比較しても、
ほんの少しの差しか感知できないかもしれない。
 もっとも低レベルの機器では、前バージョンのケーブルでさえ他の通常
ケーブルとの差異が認識しづらいのではないだろうか。

                               (続く)MIRACLE3mUP

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