フォステクス(Fostex) FE138ES-R ユニットを使ったスピーカーの製作(その1)

 FE138ES-Rを入れる箱についていろいろ考察したが、結論はFR125Sの
箱を改造することした。
もともとこの箱はFE138ES-Rを意識して製作したものであり、実効内容量も
14.0リッターと十分、バッフルはFR125Sの取付け穴を広げても十分余裕が
あり、外寸(210W×350H×295D)からみて全体のバランスも良いといえる。

 問題はダクトの径と長さであるが、ここを広げたりする改造は困難なので
目をつぶる。工作はSPユニットの取付け穴を2cm程広げるだけなので、
至極簡単である。

1.元穴のサイズの段ボール(円形)を作り、それで穴をふさぐ
2.中心をとった後コンパスを使って、FE138ES-R取付け穴を描く
3.彫刻刀などを使って、少しずつ穴を広げてゆく(下記写真参照)
  (ビニール袋などを使って、削りクズがSPの中に散るのを防ぐ)
4.FE138ES-Rユニットを仮付けしてみて、チェックする
5.ユニット取付け穴を決める
6.新しいSPケーブル端子を取付ける穴をあける(古い穴はふさぐ)
7.クリヤラッカーを5回塗りする
8.箱内部の吸音材を調整する
9.SPケーブル端子とFE138ES-Rユニットを取付ける

 以上のような行程で実施する。


FS01


FS02


FS03

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       (続く)