オール電化とオーディオの音質

 最近エコキュートとIHヒーターを導入し、自宅の風呂・洗面所と台所を
オール電化した。
今までの熱源は、風呂は灯油給湯機、台所はガスであった。そのコストは
季節により変動はあるが平均して月に、灯油が2,500円、ガスが3,800円で合計
6,300円かかっていた。電気代は平均16,000円位であった。

 オール電化後は、灯油とガスは使わないから0円、電気代は夏場は12,000円
だったのが、11,000円になった。-----→ な〜〜んでか?
 今までの電灯契約では、21円/1kWhだったものが、季時別電灯契約になって、
エコキュートで最も電気を消費する夜間は、8円/1kWhになったのが効いている。
また、家族はみんな夜型の生活なのでこれも幸いしている。
オール電化の導入総額は15年ローンで月々5,700円弱だから、今までより月々
1,600円ほど得をするということになる。

 二酸化炭素の排出量を大幅に減らし、給湯機の騒音も無くなり、部屋の空気も
汚さず安全を手に入れて、この費用というより収益。全く良いことずくめである。
 さらにオーディオマニアにとって特筆すべき事がある。

 オール電化に伴って、大幅に電力を消費する機器が導入される。エコキュート
や、IHヒーターである。前者は2kVA、後者は3kVAである。
従って今までの電灯契約40A契約を、季時別電灯契約100A(10kVA)契約に変更する
(しかし基本料金はあまり変わらず)。
 これに伴って、分電盤の交換、屋内幹線(100Aに耐えられる導線へ)の交換、
屋外線(電力会社が電柱からの引き込み線を太くする)工事等を行った。

 これが音質に大きく影響するとは、全く予想していなかった。常々オーディオ
専用の電源回路を引くと良いと言われているが、通常は200Vを使う位で、マイトラ
ンスとか引き込み線交換工事までは、よほどのマニアか資金に余裕がないと実施し
ない。
 今回はマイトランスまではいかないが、かなりの部分が余裕あるハードに置き換
えられた。
工事が終わって2日後位だったか、低域の馬力が異常に増大しているしていること
に気づいた。よくよく聴き込むと、高域の繊細感も増している。電源ケーブルを
ミラクルYOKOZUNAに変えたときと同様の変化あると感じた。

 【今回の教訓】
 一戸建てに住んではいるがお金のないオーディオマニアは、オール電化で
 二酸化炭素の排出量を大幅に低減し、かつ高音質を手に入れよう。

                                    以 上

分電盤

IHヒーター

エコキュート